白内障の進行

白内障の進行を鈍くする点眼薬はありますが、水晶体の濁りを消すような薬はありません。
白内障が進み、生活に支障が出るようになれば、手術に踏み切ることになります。

 

白内障の進行のスピードは、個人差が非常に大きく、40代で手術を受ける人もいれば、
90歳で手術を受ける人もいます。
手術をしないで放っておくとどうなるでしょう。

 

白内障が進行すると

水晶体の厚みがどんどん増して、虹彩を押し上げます。
すると隅角が挟くなり、房水の出目をふさいでしまい、緑内障になります。
さらに進むと、水晶体の前嚢か破れ、内容物がドロドロになって出てきます。
こうなると、ぶどう膜炎を起こします。
前嚢が破れない場合、考えられるのは、チン氏体が切れることです。
水晶体はチン氏体によって宙吊りの状態になっていますが、
チン氏体も老化で弱くなっている上に、水晶体も重くなっています。
そのためチン氏体が切れて、水晶体が硝子体の中に落ちてしまい、
網膜剥離を起こすこともあります。

 

白内障手術が普及している日本では、
こんな状態になるまで放っておくことはあまりありませんが、
開発途上国などでは、大きな社会問題になっています。

 

世界中で失明している人は5000万人いるといわれ、
その半数の2500万人は白内障によると見られています。